店舗の便利帖【KSP】
全方向型MDサポート

　（意外とできていない「MD」の秘密）

　アパレル業界を一変させた U 社の快進撃のきっかけは、1998 年に発売された 1900 円のフリースでした。

　では、これを実現するために、この会社はいったい何を行ったのでしょうか？

　それは、従来アパレル業界で慣習となっていた、各工程ごと（製糸から縫製にいたるまでの各段階ごとの工程ごと）に専門の会社で製造し、連携をしていく流れではなく、糸から縫製までの全工程を、一気通貫で自社管理・製造し、それを自社店舗で販売するという、まさに「MD」の再構築を行ったことによって実現させたのです。

　では、昨今の飲食・外食業界に対して、消費者が求めているものとは、なんなのでしょうか？

　それは、1900 円のフリースのように、コストパフォーマンスが優れた、納得のいく価格と、品質の高いメニューの提供なのです。
　では、飲食における品質の高いメニューとはなんなのでしょうか？
　安価でよい原料を使う？地産地消？・・・？色々な切り口はあるはずです。ただ、あえて言うのであれば、

「非日常的な空間で、普段の食卓では食せないものが提供され、そして仲間と一緒に感動したい！」
これが消費者も求めているものではないでしょうか？

　我々はまさに、この実現のために必要不可欠であるものが、U 社が業界の常識を変えて取り組んだ、「真の MD」の確立であると確信しています。

　もう少し具体的に言いますと、
　日本（世界）には、まだまだメジャーにはなってはいないものの、原料や製造方法にこだわって作っている素晴らしい農家さんや、良い工場がたくさんあります。
　ただ、それを店舗に運ぶための効率的なインフラがないのです。
　そこで、それらの原料や、加工品を使ったメニューをお客様に提供するために必要なのが、配送というインフラの自社化、すなわち、自社物流の構築であり、「購買（商流）」と「物流（配送）」を、チェーン店（本部）主体で再構築を行っていく仕組み作りこそが、「 KSP 全方向型 MD サポート」なのです。

　自社物流の構築について KSP と一緒に考えてみませんか？